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2022.08.30

顧客事例

「家族信託」された不動産の売却サポートPJ

約3年前に「家族信託」した「ご実家」をそろそろ「売却」したい、というご相談でした。

最近よく耳にする「家族信託」という言葉ですが、正しくは「民事信託」といいます。

「信託」とは文字どおり、自分の資産を他人へ「信じて託す」ことです。
よって「不動産」を「信託」するということは、自分の不動産を他人へ任せるということになります。

一般的には、お子様やご兄弟などご親族へ信託されるケースがほとんどです。

今回も、ご自宅をお子様へ信託されているケースでした。

よって「法律論」で言えば、お子様が自分に託されたご実家を売却して現金化し、施設へ入所した親のために充てることが可能になります。

「家族信託」は、そのための準備とも言える制度なのですから、当然のことです。

しかし、実際に売却を進めるとなると、不動産を取り扱う我々にとっては、様々な現場作業が待ち構えていることになります。

ここが「ポイント」なのです。

要するに、売却を進めるひとつひとつの作業についてどこまで受託者が作業可能なのか、ちゃんと委託者が委託を明確にしているのか、ここが信託契約の要点になります。

詳しくは、こちらのYouTubeでもお伝えしております。

家族信託された不動産の、売却現場で起こること(YouTubeが開きます)

もし、なるべく高く売りたいのなら、売却作業をすすめる際の準備はとても重要です。
しかしもしその作業が、受託者にとって遂行困難な作業であれば、準備を整えることなく売却へと進めざるを得なくなるわけです。

今回は、約3年前に「家族信託」を組む段階から当社がサポートをしていたことが功を奏しました。
信託のご契約時からご相談を頂いており、すでに不動産を特性を理解していたからです。

事前の準備を整えていたことにより、実際に売却することになった際も戸惑うことなく、しっかりと高値を追求しながら作業を進めることが出来ました。