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2022.08.11

顧客事例

いまの建物を活かし、将来の相続へ備えたPJ(台東区K邸)

過去に発生した相続によってすでに所有不動産が共有名義となっており、この後どうしたら良いのか解らない、というご相談から始まりました。

リフォーム後
リフォーム前

一次相続が発生した後に不動産が共有となっているという、最近ではよく見られるご相談の事例です。

このようなケースの場合「なぜ共有不動産となっているのか?」と尋ねると、結構多くの方から「わからない」という答えが返ってくるのです。

かつての相続によって、いまの不動産がなぜか「共有名義」になってしまったという事例は、じつはかなり多いご相談です。

まず、これから将来に向けた不動産所有の在り方について検討を始めました。

そして、次の世代まで共有を続けることは望ましいことではないという結論に至り、この先誰がどの不動産を所有していくのかという検討を重ねて、ついに将来像が決定したのです。

その未来に向けたご準備から実行の支援まで行ったのが、今回のプロジェクトです。

​はじめに、既存家屋からの一部移転作業から開始をしました。

仮住まいへと移転した後に一部を解体する、いわゆる「減築」を行いました。

そして引き続き利用していく家屋については、今後の家族構成に合わせてリノベーションを行いました。

これらの解体と移転にあわせて一部家屋の滅失登記も行い、ようやくスッキリとした所有形態に辿り着いたのでした。

今回は、遺言や後見を専門とする行政書士からの相談でした。

先代がこの建物を建てたときの想いをつなぎ、次世代にむけてより良い継承が続いていくことを願っております。

【 行政書士から頂いたご感想 】

当初、お話しをお聞きした際は、ご相続の相談だと思いました。

しかし、さらに踏み込んでお悩みをお聞きしてみると、いまの不動産のご所有形態に問題があることが分かってきました。

しかも共有名義の建物が繋がっている、少々やっかいと思われる案件です。

そこで、一級建築士でもあり様々な不動産を取り扱われている「柴総合計画」さんへご相談することにしました。

柴総合計画さんとは、これまでも顧客の課題解決をした実績が複数あり、大変信頼しております。

いよいよ話を聞いてみると、この課題を解決していくには不動産と建物の双方について深い知識が必要なことが分かり、まさにうってつけの相談先でした。

結果として、事前協議から実行支援まで一貫してサポートして頂くことになったのです。

そして出てきた選択肢は、当初の私には想像もつかなかった「減築+リフォーム」という解決方法でした。

ご紹介したお客様は大変喜ばれており、心から感謝されました。

そして複雑な不動産の課題を解決して頂いたおかげで、今度はようやく私が遺言のサポートをすることができます。

(F行政書士)