事例/お役立ち情報 Infomation

2021.09.18

顧客事例

開発用地バリューアップPJ(港区芝)

本社ビルを売却する際に時期をあわせて隣地の買収を行い、土地の潜在的価値を高めたプロジェクト。

老朽化した本社ビルが、狭い道路に面して建っていた。

そのまま建て替えをする場合には指定容積率は消化しきれない。ところが、わずかではあるが一部特定道路に接しており、仮にそちらから接道条件を満たすことができれば消化容積率を増やすことができる。

また、この法人は本社ビルとその土地を売却して経営の再建を図る計画があった。

そこで、本社ビル売却の時期に合わせて隣地所有者との買収交渉を行なった。本社ビルを開発事業者が購入した後に、さらに価値の高い再開発ができる可能性をつくり、経営再建にむけての売却活動をより進めやすい環境を整えた。

隣接地の一部を分筆したうえで譲り受けるという作業のため、周辺の境界をすべて確定させる必要があり、また用地を購入しても接道条件が満たされなくては意味がないために交渉は複雑を極めた。しかし、隣地所有者の理解も得られて買収は完了。もとの状態では消化容積率が最大で420%だった敷地を、隣地を約3坪購入することにより570%まで引き上げることに成功した。

用地を取得した開発事業者は価値の高いプロジェクトを進められることとなった。