2023.06.15
顧客事例
自宅の一部が借地権ですが、このまま売れますか?
■ご相談
今回は、東京都内にお住いの方からのご相談でした。
相続でご取得した自宅土地の一部に、借地権があるのだそうです。
今後、売却することを考えているようですが、このままの状態で売れるのでしょうか?というご相談でした。
■回答
一般的にはそのまま売りにくい可能性もありますが、売却する手法はいくつか考えられます。
■内容
売却する手法としては、これらの選択肢が挙げられます。
1)現状のまま、一般の方に購入してもらう
2)地主(借地権の土地所有者)から土地を買い取って、土地建物一体の単独所有権として売る
3)地主(借地権の土地所有者)に、借地権を買い取ってもらう
4)現状のまま、まずは不動産業者に買い取ってもらう
借地権は、一般的には売りにくい不動産と捉えられがちですが、れっきとした所有権ですので、もちろんそのまま売却することも可能です。
しかし、では実際にすぐ売れるのか?となると・・・個々の事情を考慮した、現実的な対応策が必要となってまいります。
売却を進める際に、重要となるポイントは「その不動産を次に買った人が、どう利用できるのか?」ということです。
もしそのままでは利用が難しかったり、市場ニーズが著しく低いような不動産だと、さすがに売りにくいケースも出てきますので、このような際は、4)の不動産業者への売却は選択肢のおおきな候補となってまいります。
また、借地権の譲渡には地主の承諾(書類へのご捺印や、承諾料のお支払い)が必要になりますので、これも売却する際の重要なポイントとなるのです。
今回のご相談は一部だけが借地権ということですから、地主の承諾がスムーズに頂けるのであれば、一番手間のかからない1)の選択肢もおおいにあり得るとお答えしました。
このように、一部でも借地権が介在すると、複雑な問題が絡んでくることが考えられます。
もし借地権が絡む不動産についてご相談される場合は、まずは専門性の高い不動産コンサルティング会社へご相談されることをお勧めします。
柴総合計画では、借地権の売却について30分無料相談を行っています。
当社では、日ごろからさまざまな不動産オーナーからのご相談を承っております。
前記でもお伝えしたように、借地権の売却はさまざまなケースが想定され、お手本のような答えを準備しにくいのが現実です。
当社では、不動産の特性や不動産オーナーの状況を踏まえて総合的な判断をし、最善の選択肢をご提案します。
もし、借地権付き不動産の売却でお困りの点が有りましたら、ぜひ当社へご相談ください。