2023.03.10
不動産売買
不動産の種類別でみた、売却する際に適した相談先5選
あなたが、ビル・マンションや土地などの様々な種類の不動産を所有されているとしたら、それらを売却する際の相談先に悩まされることでしょう。
そこで今回は、不動産の種類によって適した相談先についてお伝え致します。
目次
なぜ不動産の種類によって、売却する際の相談先が違ってくるのか
不動産の種類別でみた、売却する際に適した相談先5選
①現在居住中の戸建てやマンションなど
②相続によって取得した土地・空き家
③相続や事業承継で取得した賃貸中の不動産
④かつて投資用で購入したマンション
⑤共有や底地、借地など特殊な権利状態のもの
柴総合計画では30分無料相談を行っています
なぜ不動産の種類によって、売却する際の相談先が違ってくるのか
こたえは、不動産会社によっては得意分野が異なる場合もあるからです。
例えば、もしあなたが体の不調を感じたのなら、お医者様へ相談されることと思います。
その不調が風邪の症状であるのなら内科へ相談されるでしょうし、腰痛など身体的な症状であれば整形外科へ相談されるかもしれません。
このように、あなたは日ごろから無意識のうちに専門家を選んで相談していることになります。
不動産の売却を相談する先を選ぶのも、同じことなのです。
それでは、いったいどのような相談先があるのでしょうか?
そこで今回は、不動産の種類によって適した相談先についてお伝え致します。
不動産の種類別でみた、売却する際に適した相談先5選
①現在居住中の戸建てやマンションなど
あなたが現在お住まい中の不動産を売却される際には、まずはお近くの不動産会社へ相談されることをお勧めします。
具体的には、最寄りの駅前にある大手の不動産会社が相談しやすいでしょう。
きっと無料で査定もしてくれるはずです。
ご相談される際には、おそらく次のような質問を受けますので、答えを準備をしてから訪問するほうが賢明です。
・このたび売却を検討している理由
・残りのローン
・売却した後は、どこでどのように生活するのか
複数社へ声をかける方法もありますが、始めからあまり多くへ声をかけすぎるのはお勧めできません。
後日、相談した先から追客をされることになりますので、電話やメールなどが増えて煩わしくなる可能性があります。
インターネットを利用した、複数社への一括査定依頼も、同じことになりますのでご注意ください。
相談をされる先は、まずはなるべく絞ってから始められることをお勧めします。
その中で、会社の雰囲気や担当者との相性などを見ながら、最終的な依頼先を決めていきましょう。
②相続によって取得した土地・空き家
売却の相談をしたい不動産が現在の住まいから遠い場合には、おもに2つの方法があります。
ひとつは、不動産の現地近くにある不動産会社へ相談することです。
現地に近い不動産会社へ依頼するメリットは、何よりも現地に近いということです。
やはり地元ならではの情報を知っていますし、何か必要があればすぐに現地へ行くことが出来ます。
あなたがもし頻繁に現地へ行けるようであれば、この選択肢はお勧めです。
もうひとつの選択肢は、あなたが自身が通いやすい場所にある不動産会社へ相談することです。
これは何よりも、あなた自身がラクになります。
この先、実際に売却へと進むことになると、様々な打ち合わせをする必要が出てきます。
その際には、やはりご自身が通いやすい先に相談している方がラクなのです。
あなたが現地へ赴くのか、またはご自身が通いやすい先に相談されるのか、どちらが進めやすいのか検討してから選択されることをお勧めします。
③相続や事業承継で取得したビルやマンションなど賃貸中の不動産
このような不動産を相談する先は、いくつかの選択肢があります。
ひとつは、大手の不動産会社へ相談する方法です。
銀行系や財閥系の不動産会社は数多くありますので、これらの中からいくつか選びましょう。
この選択肢の良い点は、大手ならではの安定感があることです。
難点を言えば、担当者ごとのばらつきや相性の良し悪しでしょう。
つぎの選択肢は、物件の地元にある不動産会社や現在管理を委託している不動産会社へ相談する方法です。
この選択肢の良い点は、彼らは物件のことをよく知っているということです。
難点を言えば、もしかしたら売買が得意ではない可能性があることです。
一般に宅地建物取引業者であれば、免許の上では売買ができます。
しかし、実務が慣れていない業者は少なからず存在しますので、その注意が必要になります。
最後にお伝えする選択肢は、日頃から様々な不動産の相談を受けているコンサルティング会社へ依頼する手法です。
この選択肢の良い点は、不動産の特性を見極めながら、あなたに合った売り方を提案してもらえるということです。
もしあなたが、売却に絡んだ税金のことなど自分と同じ立場にたって助言をもらいたいのであれば、専門家と繋がっているコンサルティング会社がお勧めです。
④かつて投資用で購入したマンション
この不動産を売却する相談先は、以下のような手法があります。
1.元々購入した不動産会社へ相談する
2.同じような業態の不動産会社へ相談する
3.電話やDMで営業を仕掛けてくる不動産会社へ相談する
4.大手の不動産会社へ相談する
5.様々な相談を受けている不動産コンサルティング会社へ相談する
これらのような手法が考えられます。
1.は一番手軽な手法です。高く買い戻してくれるかどうか、それは分かりません。
2.と3.には注意が必要です。玉石が入り混じる業界なので、なかにはクレームの多い会社もあります。これらを慎重に見極めながら相談先を選ぶ必要があります。
4.も選びやすい選択肢ですが、投資用マンションは物件に近い不動産会社を選ぶ意味はあまりありませんので、その点は気にせずに相談先をお選びください。
5.も相談先としてお勧めです。投資用マンションは売り方によっても価格が違ってきますので、そのような点も相談しながら進めることが可能となります。
いずれにしても注意が必要なのは、残りのローンが消せるのかという点です。
投資用マンションは過大なローンを組んでいることも多いので消せない場合があります。その際には手元資金からの手出しが必要となりますので、特に注意が必要となります。
⑤共有や底地、借地など特殊な権利状態のもの
これらのように、権利関係が特殊な不動産を売却するには一定の知識がある不動産会社をお勧めします。
1.インターネットで検索した「共有、底地、借地買取専門業者」へ相談をする
2.駅前にある大手の不動産会社へ相談をする
3.不動産のコンサルティングに力を入れている会社へ相談をする
おもに、以上の選択肢が考えられます。
1.は要注意です。玉石が入り交じる業界ですので、なかにはかなり属性の良くない業者も含まれております。
インターネットの口コミ情報などを参考にしながら探してみる手法となりますが、あまりお勧めすることはできません。
2.の選択肢は安心感がありますが、担当者のスキルによってかなりばらつきが生じます。
このように権利状態が難しいものを取り扱ったことがない場合もあるからです。
実際に面談しながら、担当者のスキルを見極める作業が必要となります。
最後の3.は、お勧めしたい選択肢です。
まずは一度相談に乗ってもらうことをお勧めします。
これによって、あなたの不動産が売りやすい状態なのか、本当にややこしい状況なのか教えてもらうことができます。
もし可能であれば、不動産のコンサルティングに注力している会社へ相談することも選択肢に入れて進めましょう。
柴総合計画では不動産の売却に関する30分無料相談を行っています。
当社では、日ごろからさまざまな不動産オーナーのご相談を承っております。
冒頭にお伝えした通り、不動産の種類によって売却する際の相談先が違ってきます。
そして、上手に売却するためには、売りに出す不動産に適した「相談先」を選定することが重要になることがお分かり頂けたかと思います。
当社では、幅広い経験をもとに不動産の特性やご相談者様の状況を踏まえて総合的な判断をし、より良い売却のご提案を致します。
もし、ご所有のビル・マンションや土地などを上手に売却したいとお考えの方は、ぜひ当社へご相談ください。