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2022.08.27

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2021年 中古マンションの売出事例と取引事例の価格乖離率

東京カンテイは、先月28日「2021年 中古マンションの売出事例と取引事例の価格乖離率」を発表しました。

注目すべき点としては、次のとおりです。

◇ 首都圏における2021年上半期の中古区分マンション平均価格は、売出価格・取引価格ともに上昇しているが、価格乖離率は縮小している。

◇ 価格乖離率のシェア構成を見てみると、売出価格から値下げせずに成約に至っているケースが43%、次いで▲5%以内が37%となっている。

高値圏を推移している新築分譲マンションの売れ行きが好調なことも要因となり、依然として中古マンションのニーズが高いことから、まだまだ”売り手市場”であるといえます。

また売り手側の姿勢も、例えば一括査定サイトで物件査定を行い最高値を提示した不動産会社があったとしても、手堅く現実的な価格を提示した不動産会社に媒介を依頼する傾向が見られるようです。
これは、インターネットにより誰でも簡易に価格を想定しやすいことも要因となっていると思われます。

東京カンテイが発表している今回の資料は、中古マンション市場における市況感を把握する際に役立つ情報です。

ぜひご参照ください。

「2021年 中古マンションの売出事例と取引事例の価格乖離率」(東京カンテイ)