2025.01.26
不動産売買
投資用マンションの購入で、気を付けることはありますか?
■ご相談
社会人3年目の25歳独身ですが、将来に向けた資産形成を考えています。そこで投資用マンションの購入を検討していますが、何かアドバイスがあったら頂きたいです。
■回答
投資用マンションの購入は、マイホームのローンを組んだ後に検討する、という順番がおすすめです。
■内容
将来を見据えた資産形成を考えるのは、今日ではとても大切な視点と言えます。
しかし、慎重に検討すべき点もありますので、以下の注意点を参考にしていただければと思います。
まず、投資用マンションを購入する際に気をつけたいのは、投資用ローンを先に組むと、将来的に住宅ローンを組みにくくなる可能性があるという点です。
複数のローンを抱えることになると、金融機関が返済能力をより慎重に見極めるため、住宅ローン審査が厳しくなることが予想されます。
マイホーム購入時に投資用マンションのローン返済額が住宅ローンの審査に影響し、希望する金額の住宅ローンが組めなくなることもあるのです。
先々にこれが懸念されるのは、たとえば将来、あなたが結婚してマイホームを購入しようとしたタイミングでこの問題が生じることです。
そうなると、将来に向けた夢を語るどころか、夫婦間の信頼関係も揺らぎかねません。
このようなリスクを避けるためにも、投資用マンション購入のタイミングや順番は慎重に選ぶべきなのです。
おすすめの順番としては、まずマイホームの購入を優先し、その後に投資用マンションの購入を検討するのが良いでしょう。
まず住宅ローンを組んで、将来のライフプランに合わせて安定した生活基盤を築くことが重要です。
その後、将来的に余裕が出てきたタイミングで投資用ローンを考えると、無理なく資産形成を進めることができます。
この順番で進めることで、生活の安定性が確保され、投資用マンション購入時にも無理のない資産形成ができるでしょう。
投資用マンションは将来の収益を見込んでの購入ですが、最初に安定した生活基盤を築いてからでないと、リスクが高くなりがちです。
さらに、余裕をもったローンの管理ができるようになれば、投資用マンション購入時にも安心して取り組むことができます。
要するに、投資用マンション購入を早急に考えるのではなく、まずは安定した住宅ローンを組み、その後に投資用ローンを検討するという順序が、長期的な視点で見ても賢明な選択と言えます。
柴総合計画では、不動産の「売買」について30分無料相談を行っています。
当社では、おもに不動産オーナーからのご相談を承っております。
ご相談をお受けするタイミングはまちまちですが、すべてに共通して言えることは、まずは「早め」の相談が肝要だということです。
いざ購入や売却が進んでから、当社へご相談を頂くことも多いのですが「もっと早く相談してほしかった・・・」と思うことも多々あります。
不動産の特性やご相談者様の状況を踏まえて総合的な判断をし、最善の選択肢をご提案します。
また当社では、税理士など専門士業からのご相談もお受けしております。
先生方の専門領域ではない不動産の調査は、皆さまには大変なご負担であるとお察しいたします。
もし、不動産の売却について少しでも気になる点が有りましたら、ぜひ当社へお声掛けください。