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2021.11.06

リノベーション

建築確認申請を出さずに増築をしているビルがあるのだが、このような物件に対して「建築基準法第12条5項」の報告書作成は可能なのでしょうか?

難しいと思われます。

建築基準法第12条5項の報告書は、捉えられ方に幅がありますので、作成することが全く不可能とは言いきれませんが、昨今よく利用されているのはあくまで完了検査を受けていない(完了検査済証の無い)建物の順法性を確認して報告をする、というものであり、建築確認申請に代わるものではありません。

この場合、順法性を確保したい意味合いによって行う作業が異なりますが、杓子定規に言うのなら増築した部分を解体撤去して増築以前の状態に戻すことが一番有効です。またとりあえず現状の確認を行うだけであれば、容積率を超過してないかという計画上の検証や構造的な安全性の検証、避難経路の確保ができているかなど運営上の検証のみを行う方法もあります。

最近は、建物の順法性について金融機関などから厳しく指摘される事例も増えております。
順法性については、改善が可能な場合と困難な場合がありますので、まずはお近くの一級建築士へご相談されることをお勧めします。

※ 今回は、ビルオーナーのご相談に対する回答を掲載しました